・刊行物
続:クルーワーク虎の巻
2020年1月8日第1版第1刷発行。
『Kazi』2013年1月号-2014年12月号まで連載してきた記事をまとめたものです。
2002年に出した『クルーワーク虎の巻』から10年以上経ってジェネカーに代表されるようにヨットの艤装はかなり変わった。クルーワークも当然変わってくるので、続編を、とバウマン伊藝が日本の一流どころクルーを集めてきて撮影。彼らの声を集めて僕がイラストと共にまとめたもの。
連載時は『新:クルーワーク虎の巻』だったんだけど、旧版の内容も基本としては今でも残っているので、けして “旧” ではありません。で、こちらは “続” 編。両方買ってください。
ヨット百科
2013年3月20日発行。2014年5月10日 第2刷発行。
『KAZI』2010年5月号-2012年12月号まで連載していた『ヨット百科』を単行本化したもの。
ヨットの構造や動く仕組みなど、図版をたくさん使って説明しています。写真だと細かい所が良く分からないので、イラストの方が分かりやすいと思って。
単行本化にともなって、巻末に索引をいれようかって話もあったんだけど、ネット上に作ってみた。検索できて便利かなと思って。
ヨット用語ハンドブック
こちらは書き下ろし。2006年2月15日発行。
ヨット用語をあいうえお順に並べた本。英語でググルことも多いと思うので、見出しにはアルファベット表記もあり。
自分じゃかなり気に入っている本なんだけど。たとえば、
かいきょう【海峡】
陸と陸に挟まれた海域。水道も同じ意味だが、津軽海峡は演歌になっても豊後水道は演歌にはなりにくい。よって海峡の方が演歌的であると言える。→やしろあき
で、「八代亜紀」も掲載されている、類い希なヨット用語集。
レーシング・タクティクス虎の巻
2010年3月10日発行
2008年10月号から2010年3月号まで『KAZI』に連載されていたもの。こちらも監修は高木裕。写真は一切なく全部イラストで。90年代に出した『図解ヨットレーシング』の焼き直し版なんで、イラストの腕はかなり上がった。ええ、イラストも自分で描いているんです。
ナビゲーション虎の巻
2009年3月20日発行
2007年1月号から2008年8月号まで『KAZI』で連載。
1998年1月発行の『プレジャーボートのための GPSナビゲーション』に代わるものとして書いた。10年経って、やはり紙海図は大事だなと思い、紙海図を使ったナビゲーションの基礎もキッチリとりあげた。予算が無いので、写真モデルは自分とカミさん。当サイトの記事では、刑事コロンボのようにやたらと “カミさん” が出てくるけど、こちらの方です。
セーリングクルーザー虎の巻
2007年2月20日発行
2004年10月号から2006年12月号まで『KAZI』で連載されていたもの。この後出す『ヨット百科』と違いこちらは主に外洋ヨットの乗り方、扱い方を書いたもの。『ヨット百科』の方は主に用語の意味を詳しくとりあげている。
ということで、こちらは乗り手が主役。モデルは、『クルーワーク虎の巻』でバウマン役の伊藝徳雄と、当時まだ大学生だった茂木春菜。茂木は現在『BOAT CLUB』(舵社刊)の編集長です。
セールトリム虎の巻
2005年2月15日発行
2003年8月号から2004年7月号まで『KAZI』に連載していたもの。これも高木裕監修で、タイトルには出てこないけど、本田敏郎にもいっぱいアドバイスを貰った。いやー、ほんとにお世話になりました。僕はイラスト描いてるだけみたいなものなんです。
この本には基本しか書いてないので、もっと深く突っ込んだ続編が欲しいかも。
クルーワーク虎の巻
2002年8月20日発売
『KAZI』に2001年9月号-2002年5月号まで連載していた記事をまとめたもの。虎の巻シリーズとなる元祖版。このての本をA4版で出すのはいかがなものかという意見もあったようだけど。A4版の雑誌に連載してたものなので、それをB5版にするとレイアウトし直さなきゃですからね。A4版で出して正解だった。
解説は、今は亡き高木裕。惜しい人を亡くした。メインセールトリマーは本田敏郎、ヘッドセールは小林正季、ピットは平野恭行、バウは伊藝徳雄、……の面々はまだ生きてます。元気です。次は俺かな。
・絶版
図解ヨットレーシング
1998年5月5日 第2版発行 絶版
高木裕を講師として『KAZI』1995年11月号に特集として記事を書いているけれど、その後どう続けたか覚えていない。98年に出ているのは新ルールに対応させた第2版で、初版は手元にもない。
この手の入門書では普通のB5版で扱いやすいけれど、この後、2008年から連載し2010年に単行本化した『レーシング・タクティクス虎の巻』ではイラストをグッと強化してゴージャスにした。が、中身はほぼ同じ。
GPSナビゲーション
1998年1月25日発行
ニュージーランドをヨットでクルージング中、サイクロンに行く手を阻まれ、なんとかいうマリーナの外側の杭にヨットを結びつけた状態で何日か過ごすことになり、そのときにヨットのキャビンで書いた。唯一、紙と鉛筆で書いた本。こちらももう絶版だと思う。