映画かドラマか、TV映画か
『ザ・バンカー』(The Banker)は、AppleTV+ 配信の映画。いや、これは映画館で上映されたわけでは無いみたいだから、2時間ドラマといった方がいいのか? TVドラマじゃなくてTV映画か。
2020年1月配信のホヤホヤです。
タイトル通り、銀行……というか不動産と金融を舞台としたお話で、一言で言えば、アメリカ版『半沢直樹』です。
クールな半沢直樹
Google Nestに、
「オッケーgoogle、テレビを消したまえ。……テレビを・消・せ・と言っているんだ!!」
と大和田常務で怒鳴ったら。ちゃんとテレビの電源が落ちました。
半沢直樹の影響力、ハンパなし。
一方こちら、『ザ・バンカー』は、実話を元にした作品で、人種差別問題がプロットになっており、物語は淡々と進みます。イキんで怒鳴り散らすような演技は一切無し。悔しい扱いを受けてもクールに対応。スピーディーな展開で、2時間で終わるところも良いです。
アメリカのTVドラマは、シーズン7とか8とかあって、中ダレしませんか?
『LOST』なんてすごく面白いテーマだったけど、シーズン6まで全121話って、途中で筋がよく解らなくなっちゃって。
最後までは見たんだけど、あれ? あそこは? と、もう一度第1話から見てみたいとも思うけど。今から全121話はちょっと……。って感じ。
実は、実話
世に人種問題は数あれど、こちらアメリカの黒人問題は根が深そう。
『しあわせの隠れ場所』(The Blind Side)なんて映画もありました。裕福な白人家庭で引き取った黒人少年が、フットボールで大活躍するというストーリー。
感動作なんだけど、こちらも実話。正確にいえば実話を元にしたノンフィクション小説を映画化したもので、映画では白人女性(サンドラ・ブロック)が主人公になってます。このあたりも微妙ないろいろがあるんだろうなぁ。
今日(11月3日)投票されるアメリカ大統領選挙でも、人種問題が大きく影響しているようですが、これは単なる “黒人” の問題ではなくて、アメリカで生まれ育ったアフリカ系アメリカ人の問題で。日本で生まれ育ったワタシらとしては、こうした映画やドラマでうかがい知るしか方法はないんだけど。そんなの表面だけのお話で、裏の裏までありそうで……。
こちら、『ザ・バンカー』も、最初から実話であるということを念頭に見ると、ぐっと深みが増すと思います。
主演はアンソニー・マッキー(Anthony Mackie)。歌って踊れる人みたい。準主役がサミュエル・L・ジャクソン(Samuel Leroy Jackson)。脇役界の超大物といったらいいか。
さあ、大統領選挙どうなるかなぁ。
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