オリンピックにおけるセーリング種目について。
正式決定していたパリ五輪での外洋ダブルスが取り消しになりそう、という記事は5月に書きました。
この記事では、最後を「続報を待て」でシメているので、その続報です。
続報:オリンピックのセーリング
6月10日。
国際オリンピック委員会(IOC)は、2024年パリ五輪での外洋ダブルス中止を正式発表しました。
正確に書くと、
ワールドセーリング(国際セーリング連盟)はIOCから、「IOC理事会は、2024年パリ五輪でのセーリング種目として、男子/女子カイトボード(フォーミュラ・カイト)を承認した」という報告を受けた。
ということですね。
本文の中では、中止となった外洋ダブルスを、「ワールドセーリングのメンバーが民主的に選んだ」とわざわざ書いてあり、ワールドセーリングとしては外洋ダブルスを押していることは変わりなく、あくまでも “IOCが” 外洋レースを嫌ったということなんでしょう。
この先も、外洋ダブルス……というより、外洋レースがオリンピック種目になる可能性はゼロという感じ。
ヨットかセーリングか
そもそも、「ヨット」というのは遊びに使う船のことを広く指す言葉でです。マストやセールの無いモーターヨットという呼称もあるし、客船のようなデカイモーターボートも、個人所有なら、メガヨットとかスーパーヨットとか、ロイヤル・ヨットなんてのもあるし。
1907年に発足したIYRU(International Yacht Racing Union)は、1996年にISAF(International Sailing Federationtion)に改名。その後、2015年にはWorld Sailingになっていますが、 “ヨットレース” から “セーリング” になったのはウインドサーフィンが加わったからと言われています。
確かにウインドサーフィンはヨットではないですわな。
IOCでは、 “ビーチスポーツ” と “マリーナスポーツ” というジャンル分けをしているもよう。
2024年のパリ五輪から、オリンピックのセーリング種目は10種目中男子/女子ウインドサーフィン、男子/女子カイトボードと、4種目が “ヨットレース” とは言えないものになります。これが、ジャンプ系のウインドサーフィンやカイトボードも増えたりなんかしたら、──ワールドセーリングの管轄外のビーチスポーツにとって変わられるのかも。
でも、これはしょうがないかと。
だって、日本国内で見ても、ナクラ17なんて何隻あるのか? いや、49erだって。
シンプルに行こう
だいたい、オリンピックって無駄に種目多いですよね。
これだけの種目をまとめて17日間で全部やるのって、無理があるでしょ。
マイナー種目ほど逆に見て貰えないんじゃなかろうか、と。
いや、人類が体力の限界に挑むというのはやはり見ていても面白いです。
どんだけ速く走るか。これは短距離/長距離、中距離だって全然異なる身体能力が必要なんでしょ、やっぱ面白いですよね。マラソン人気はそーとーのもんだし。
でも、競歩はいるか? どういう能力なのか? いや、好きな人はやったらいいけど。オリンピック種目としてはどうよ?
高く飛ぶ、遠くに飛ぶ、ってのも面白いけど。3段跳びはオリンピック種目として必要か? 3段跳びに意味を見出すなら、5段跳びとか10段跳びだって、と考えると、そもそも3段跳び、いらないでしょ。幅跳びだけで良いんでね? と思うわけ。オリンピック種目だからこそ、3段跳びに人生かける人がいるんだろうし。
道具を使えばどんだけ高く飛べるのかという、棒高跳びは面白いといえば面白いけれど、よくよく考えると村祭りの余興のジャンルに入るのでは? あるでしょ、俵投げとか。あの系列。
そういうのまで入れるなら、……たとえば、30mの雲梯(うんてい)を何秒で渡れるか、とか、綱登りとかがあったって良いわなぁ。
なんかだんだんテレビ番組の「SASUKE」みたいになっちゃうけど。やっぱり、オリンピックには向かないということで、テレビ番組という内々で楽しんでいるわけで。
そう考えるとですよ、
投てき種目は統一して、とにかくなんでもいいから遠くへ飛ばした者の勝ちにしてみたらどうか?
助走ができないとなると、やはりグルグル回って勢いをつけるハンマー投げが有利かと。
ハンマー投げの世界記録が86m74だそうで、野球の球で助走付けないで良い勝負だとしたら……。クルクル回る意味なくなるんで、おそらく助走無しの遠投よりハンマーの方が飛ぶはず。いやいや、その対決見てみたい。
で、やり投げは、距離を競うのではなく的に当てる競技にすれば盛り上がりますぜ。
ダーツの番組、結構面白いから。
逆に100m走は、助走付けてレーザーゲートの通過時をスタートにして、人類最速を競うタイムトライアルにしたらどうか。
今の時代のテクノロジーを使うべき。
オリンピックはオリンピック
ということで、別にオリンピックに外洋レースを採用していただけなくてもいいかな。
と、思うに至りました。
そして東京オリンピック2020。
我が家は、男女のサッカーと、自転車のロードレース、マウンテンバイクを楽しみにしています。
ええ、ツール・ド・フランスの前半を引っかき回した新人類マチュー・ファン・デル・プールがマウンテンバイクでどんな走りを魅せるのか。
サッカーは、普段はDAZNでJリーグ見てるんだけど、うちにはテレビが無いので代表戦がなかなか見られないんですよね。
今回はNHK+も契約無しでも見放題みたいで。
ああ、民法のgorin.jpもあって、どこで見られるのか探すのが難しいんだけど。
セーリング競技はJ:COM TVでやるみたいなんだけど。J:COM TVって、有線放送の契約して工事しないと見られないんでしょ? そういうレアなチャンネルで独占しないでいただきたい。
インターネットで見られるの?
—————————–7/23 追記
見てます。オリンピック。
インターネット配信は、NHKと民放のgorin.jpに分かれていて、どこで見て良いのか難しい。
女子ソフトボールの第2戦、対メキシコ戦は……。
NHKで見逃し配信やっているけど、あのさぁ、見逃し配信のタイトルに、結果を入れるのよしましょうよ。「【日本・延長サヨナラで2勝目】ソフトボール予選リーグ・メキシコ対日本」ってタイトルですよ。単に「ソフトボール予選リーグ・メキシコ対日本」で良いじゃん。
スポーツ専門チャンネルの「DAZN」だとこう、
見逃し配信でも、どっちが勝ったかなんてタイトルに書いてないでしょ。ハイライトならまだしも、これからフルで見ようってんだから。
追っかけ視聴というのもありますよね。18:00キックオフの試合を18:30から見るとかのケース。
その場合は、変なタイミングで見始めるとスコアが分かっちゃうことがあるので、「最初から見る」ボタンが付くようになりました。偉いぞDAZN。
Jスポーツだって、こう。
第XXステージとしか書いてないでしょ。
我が家は、途中まで見て寝て。翌日、前日の分を途中から最後まで見る。というパターンで、全21ステージを制覇しました。
Jスポーツでのツール・ド・フランスは、解説陣がすばらしいのです。
ところがこちら、NHKのサイトにある動画は実況も解説も無し。良いとか悪いとかじゃなくて、実況/解説無し。
無観客なので、寂しい限り。
つっても、今日が開会式なので、この後はちゃんと実況もつけてくれるのかな?
セーリング競技も「ライブ」のボタンが付きました。J:COMテレビの契約なしで見られそう。実況はどうなるかわからないけど。
民放の方は、実況入りで見逃し配信ありますね。
ただこちらは、コンテンツが限られているもよう。サッカーの日本x南アフリカ戦は、生ではやっていませんでした。実況/解説無しのNHKでは生でやってたけど。
で、我が家としては、明日(7/24)の男子ロードレースを実況付きで見たいのです。
放映権を独占しておいて、放映しないのは、ヒドイよ。
————— さらに加筆 7/23
セーリングは、民放のgorin.jpでもライブやりますね。
日本選手の成績が良ければ、実況/解説も付くのかも。