すいません。昨夜から新しいwifiルータを入れて、今日も朝からその設定をしておりまして、気がつきませんでした。
11月20日 13:46UTC。〈PRB〉のケビン・エスコフィエから遭難信号が発せられました。急激な進水とのことで、ショアチームにも連絡が入った模様。
一番近くにいた〈Yes We Cam!〉のジャン・ルカムが現場に急行。ライフラフトを視認するも、20-25KTの風と5mの大波で救助には至らず。
無線やAISでのコンタクトもできない状態で、見失ってしまいました。
記事には、「AIS MOB」とあるので、VHFの電波を使った近距離用の個人端末からの電波のようで、見通し範囲しか繋がりません。衛星系のイーパブやPLBは持ち出せなかったということか。
大会オフィス側から、近くにいるボリス・ハーマン〈Seaexplorer-Yacht Club de Monaco〉、ヤニック・ベスタ〈Maître CoQ IV〉、セバスチャン・シモン〈ARKEA PAPREC〉にも救助を要請。3艇は現場に向かっています。
もちろん、ケープタウンの海難救助隊(MRCC)とCROSS Griz Nez(フランスの救難組織か?)も出動するようですが、830マイルというとヘリでは厳しいですね。
救助成功、良かった
ジャン・ルカムが救助したようです。
01:06(UTC)とあるので、現地でも夜中かと。
満月だったようですが、20ノット以上吹いている真夜中に、60ftのボートを一人で操りライフラフトに横付けするって、やっぱすごいです。
動画、アップされました
続報です。(16:27JST)
この動画だけなのでいまひとつよく分かりませんが、どうやらボートが波に突っ込んで艇体が折れてしまったようです。
この艇〈PRB〉は、元は、ビンセント・リュウが「ヴァンデグローブ 2012-2013」用に建造したカンティングキール+ダガーボード艇で、今回そこにフォイルを付ける大改造をしています。そこに無理があったのか。スタート直後にもフォイルケースからの水漏れしてましたし。〈LikedOut〉はフォイルの重さだけで280kgとかいってたし。上の動画で出てくる200kgというのはそういう意味かと思われます。
……いやいや、200kgも補強したのに、船体が折れるなんて、ということか?
運命の轍
そしてその前の代の〈PRB〉にはビンセント・リュウが乗り「ヴァンデグローブ 2008-2009」で、ジャン・ルカムを助けています。
そのあたり、ジャン・ルカムの紹介ページに書きました。
上の動画で「前回とまったく逆だよね」って話が出てくるのは、そういうことです。
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